米Googleが、Webブラウザ「Chrome」でのサードパーティcookieの廃止を2024年内に完了する予定であったが、延期すると発表した。
これは延期の3度目で、延期の主な理由は業界や規制当局、開発者からの異なるフィードバックを調整する際の課題が続いているためとのこと。
特に、英国の競争規制当局である競争・市場庁(CMA)は、Googleの「プライバシーサンドボックス」に対する業界テストの結果を含むすべての証拠を検討するために十分な時間を確保することを重視している。CMAはこれまでに、サードパーティcookieの廃止を一時停止するようGoogleに命じており、複数の競争関連の懸念が解消されるまでの協力を求めている。
Googleは、プライバシーサンドボックスの開発を進めており、これはcookieの代替手段とされているが、パブリッシャーからはGoogle製品が優遇されるのではないかという懸念も出ている。
Googleはプロセスを年内に完了し、合意が得られれば2025年初頭から廃止を進めていく計画だ。
Yahoo!ニュース
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Update on the plan for phase-out of third-party cookies on Chrome
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